土曜更新 日本史征夷大将軍編 今日は徳川家光 江戸幕府3代将軍(在職:1623~1651)

徳川秀忠(2将軍)は徳川家光に将軍職を譲り、大御所として家光とともに幕府権力の基礎固めを行っていった。

二元政治が行われていた時のポイント

①鎖国政策の強化→イギリス商館撤退(1623)、スペイン船の来航禁止(1624) 日本との貿易をめぐってイギリス、スペインともオランダとの争いに敗れる。

奉書船(朱印状のほかに老中奉書という許可状があった)制度はじまる(1631)

紫衣事件(1629)→(参考:日本史天皇編48後水尾天皇③)

幕藩体制の確立→徳川家光は将軍就任の際、「生まれながらの将軍である」と発言し、将軍と諸大名の主従関係を確立する。強力な領主権を持つ将軍と大名(幕府と藩)が土地と人民を支配する体制を幕藩体制という。

世の中で大事なものとしてお金、土地、農産物(日本では米)がある。特に鎌倉時代は土地経済であったが、戦のない世になると相手から奪い取る土地がなく、分割相続で次第に御家人が持つ土地が小さくなり、さらに元寇に勝っても奪った土地がなく恩賞を与えられず鎌倉幕府は滅亡した経緯がある。この歴史の教訓を活かし、江戸時代は土地(地方知行)と(俸禄)を初めは平行させ、戦のない世になると俸禄制に移行していった。

次回も徳川家光 島原の乱と鎖国について

14:20教室入室

16:30授業スタート 近附高3生と夏期講習の打ち合わせ

18:00授業終了 夏期講習日程表作成中

明日は休 ㈪は16:30より授業